はてなで雑記ブログを書いても検索結果で上位表示されない理由
今回ちょっとシビアな内容です。はてなブログで雑記ブログを書いている人は多いですが、雑記ブログというのは初心者が始めやすいというメリットはあるものの、検索エンジンには評価されにくいという特質を持っています。
はてなに限らず、なぜ雑記ブログは検索結果で上位表示されにくいのか、その理由を考えてみました。
あなたのはてなブログ本当に雑記ブログ?
始めに断っておきますが、この記事で話題にしているのは、正真正銘の雑記ブログです。はてなブログで他のブロガーさんのブログを見ていると、「雑記ブログ」と自分で書いていながら内容的には「雑記」になっていなかったりすることもあります。
そういう人は、自分で雑記ブログだと言っていても、傍から見れば立派な特化型ブログですので、「雑記ブログ」というフレーズを消してしまってもよいでしょう。
検索エンジンはブログをどのように評価しているか
まず、検索エンジンはブログやサイトをどのように評価しているかを考えてみます。
検索エンジンがブログやサイトを評価するとき、指標となるポイントはたくさんあります。分かりやすいところで言えば、ブログの保持期間(年数)、ブログ内コンテンツ、ブログへの外部からのリンク、ユーザーの行動などです。
この中で、今回重要となるのはユーザーの行動です。
ブログの評価を決める得点基準に、「ブログ内にユーザーがどのくらい長く滞在しているか」があります。ユーザが長く滞在するブログほど、有用なブログであり、評価が高くなるということです。
この考え方自体、シンプルで分かりやすいので、この点に関して疑問はないと思います。
雑記ブログとユーザーの滞在時間
そこで、雑記ブログです。雑記ブログは、ユーザーの滞在時間を長くすることが難しいブログ形式です。なぜかというと、書いていることが雑多で、ジャンルがバラバラだからです。
たとえば、雑記ブログとして、釣り、英会話、料理レシピ、さらにときどき芸能ネタや季節のイベントごとの記事も書いているとしましょう。
運よく誰かが、検索エンジンから釣りネタの記事を読みにブログを訪れたとします。
その記事そのものには満足したものの、サイトバーなどに上がってくる関連記事や最新記事には、料理レシピや芸能ネタが並んでいる…、これでは「もう読みたい記事はない」とすぐに離脱してしまいますよね。
こうなると、ユーザーがそのブログにやってきて読んだページは1ページということになり、滞在時間は(記事の長さによりますが)30秒以下かもしれません。
ブログ全体としてのSEO対策ができない
もう一つ雑記ブログの弱点は、ブログ全体としてSEO対策が難しいという点です。
特化ブログであれば、ブログタイトルにキーワードを含める、ブログキーワードを設定する(過去記事「はてなブログでやっておきたいSEO対策-初心者が今すぐできる5つのこと」の項目1で説明しています)などの手法が可能です。
ところが、雑記ブログは書いている内容がバラバラなので、それができません。つまり、ブログ全体で検索エンジンに向かって「このブログは○○について書いているブログですよ」というアピールができないんです。
雑記ブログでユーザー滞在時間を長くするためには
ただ、雑記ブログでも工夫次第でユーザー滞在時間を延ばすことは可能です。雑記ブログで収益をあげている人は、みんな何かしら工夫しているはずです。
一番おすすめしたいのは、記事下に関連している過去記事のリンクを貼っておくことです。
もしくは、カテゴリーをきちんと設定しておきましょう。カテゴリーを設置しておけば、はてなブログをデフォルトで使っていても、自動的に同じカテゴリーの記事を記事下に表示してくれます。
ただし、ブログ内の記事数が増えてきた場合は、やはり自分で「この記事を読んだユーザーには次にこれを読んでほしい」というものを選んで配置しておく方が、効果的だと思います。
ブログ内記事を探しやすくする
さらに、サイドバーやスマホ画面の記事下(もしくはフッター部分)にカテゴリーを項目として表示させておくと、ユーザーにとって記事を探しやすくなります。
ちょっとしたことですが、ほんの少しの手間で、ユーザーの滞在時間を延ばすことができ、結果的に検索エンジンの評価が上がるものです。
はてなで雑記ブログを書いている人は、ぜひ、自分でもいろいろ試しながら工夫してみてくださいね。