はてなブログで安定して収益を得るためには、検索エンジンからのアクセスを増やしていくことが大切です。そのためには、まず検索エンジンというのは、どのように機能しているのか、何を目的としているのかについて、理解しておくべきです。
とはいっても、検索エンジンやSEO対策の話となると、初心者にとっては専門用語が多いので、なかなか理解しずらいことも。
今回は、検索エンジンについて議論するときによく聞かれる用語、インデックス、クローラー、アルゴリズムについて、分かりやすく書いてみます。
検索エンジンの目指すところ
私たちが普段インターネットを利用するときに、検索エンジンを使うのはもはや当たり前ですよね。ネット上には非常に多くの情報があふれているので、その中から自分の知りたい記事をフィルターして提示してくれる検索エンジンは、とても便利な機能です。
しかし、検索エンジンは何のために存在しているのでしょうか。
最終的に検索エンジンが目指すのは、ビジネスとして利益を増やすことです。
検索エンジンというと、インターネット上にある情報を公平に処理して並べてくれるものと、カン違いしがちですが、決してそんなことはありません。
検索エンジンには検索エンジンの意図があって、その作業を行っているわけです。
検索エンジンのビジネスは、簡単に言うと、広告収益で収入を上げることです。ネット上に広告を配布したい企業からお金をもらって、ネット上のサイトに広告を貼ったり (代表的なものがGoogleアドセンス)、検索結果に広告用の枠(リスティング)を設けて、そこに出稿する人(企業)から広告料をもらって稼ぐという方法です。
このビジネスにおいて成功するためには、検索エンジンはより多くのユーザーに利用してもらうことが必須となります。だれも使わない検索エンジンに広告料を払って広告を出稿する人はいませんよね。
そのために、検索エンジンはより多くのユーザーに支持されるサービスを提供し続ける必要があります。
つまり、検索をするユーザーの問題解決に役立つ記事を素早く的確に表示することを目指すわけです。
検索エンジンの精度は、どんどんと進化してきています。その仕組みを説明する際によく聞く言葉が、インデックス、クローラー(クロール)、アルゴリズムです。
インデックスとは?
インデックスは、分かりやすく言うと、百科事典などの一番後ろにある「索引」を思い浮かべてもらうとよいかもしれません。
索引は、特定の項目について早く参照ページを見つけるためにつくられているものです。
検索エンジンはまさにこの「索引」に近いもので、あなたのブログの記事がここに「インデックス」されていないと、その記事の存在がとても見つけにくいことになってしまいます。
「検索エンジンにインデックスされる」ということは、その記事の存在が検索エンジンによって確認され、その膨大な「索引」データに載っかった、ということです。
クローラー(クロール)とは?
クロールというと、泳ぎ方の一種ですよね。両手と両足を交互に動かして前に進む、泳法の一つです。
もともと英語の「crawl」には、腹ばいで進むという意味があり、赤ちゃんがはいはいするのもクロールといいます。
先にインデックスのことを説明しましたが、では、検索エンジンはどのようにして、あなたのブログ記事の存在を確認するのでしょうか。
今どきの検索エンジンは、ロボットを用いて「ネットの海」を「クロール」しています。1990年代インターネットの黎明期にあっては、検索エンジンYahooは、ロボットでなく人の目視で検索結果ページを作っていたと聞いたことがあります。
しかし、ネット上の情報がこれほどに増えた現在、人力で行うのは現実的ではありません。
このインターネット世界をクロールするロボットを「クローラー(クロールする人)」と呼んでいます。
つまり、検索エンジンは、クローラーというロボットにウェブ上をクロールさせて、新しいサイトや記事を見つけたら、その大きな倉庫に「インデックス」しているということです。
私の理解では、いったん検索エンジンに存在を確認(インデックス)されたブログは、クローラーによって定期的に訪問されると考えています。「目新しい記事はないかな」とのぞきに来てくれるんです。
ちなみに、このクローラー、自分から呼び込むこともできます。
それのためにあるツールが、グーグルサーチコンソールです。ここでちゃんと設定しておけば、「ちょっと新しい記事書いたから、見に来てよ」とクローラーにプレッシャーをかけることができます。
アルゴリズムとは?
これは、SEOを考えるときに必ず出てくる用語です。私も初心者のころは、さっぱり分かりませんでした。
アルゴリズム(Algorithm)というのは、もともとは「算法」という意味の言葉です。 検索エンジンのしくみを話すときには、検索エンジンの「サイトに対する評価基準」のような意味で用いられます。
冒頭でも言いましたが、検索エンジンはより多くのユーザーに利用されることを狙っていますので、ユーザーがキーワード検索した時に、有用性が高い記事を検索結果上位に表示したいと思っています。
では、有用性が高い記事とはどのような記事なのか。それを評価する基準として用いられているのが「アルゴリズム」です。
今の時代、かつてのように、ネット上にある情報記事を人がすべて目視して価値判断することは不可能です。そのために使われている、ロボットのための価値基準プログラムが「アルゴリズム」です。
このアルゴリズムに基づいて、ロボットにサイトや記事の評価(スコア)をさせているんです。そうすることで、おのずと価値の高い記事が検索上位に挙がってくるはずなんですね(理想的には)。
とはいっても、やはりロボットですから、まだまだ人間様にはかないません。
そのため、そのアルゴリズムのスキをついて、自分のブログ記事を検索上位に表示させようとするモノもでてきます。これを「ブラックハットSEO」と呼んだりします。
ただ、このアルゴリズムも頻繁にアップデートされていますし、精度の向上スピードが高くなってきているようなので、今からSEO対策で検索上位を狙うなら、そういったブラックな手法はおすすめできません。
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