先日、MailChimp(メールチンプ)という無料で使えるメルマガ配信サービスの紹介をしました。その、超長い記事を見て、「うわっ、面倒くさ、…っていうか、はては読者登録でよくなくね?」と思われた方もいると思います。
でも、はてなの読者登録には決定的な欠点があります。
しつこいけど、MailChimp(メールチンプ)のこと
こちらが前回の記事です。MailChimp(メールチンプ)無料版を使って、はてなブログの最新記事情報をメール登録者に自動的に配信する方法について書いています。
はてなブログでアクセスを集めたいとき、検索エンジンからの流入以外で多いのは、はてな読者からのアクセスでしょう(もしくはSNS)。はてなの読者登録機能は、ブログ記事を投稿すると読者に自動的に通知してくれるサービスで、はてなブログの最大の魅力の一つでもあります。
私も大いに活用していますし、自分の好きなはてなブログも読者登録して読ませてもらっています。
ただ、この読者登録機能は、ウェブマーケティングという視点から見ると大きな欠点があります。
はてな読者登録の欠点
それは、読者登録者のメールリストを作れないということです。読者登録してもらって、最新記事の更新情報を相手に届けることはできますが、ブログ運営者には登録者のメールアドレスはわかりません。
ですので、メルマガのようにキャンペーン情報やお知らせを能動的に発信することができません。自分のブログを気に入って登録してくれているにも関わらず、です。
また、はてなブログからワードプレスや他のブログに引っ越しするときには、登録読者は引き継ぐことができません。これも、運営者が登録者のメールアドレスを把握できないためです。
もし読者登録者のメールリストが手元にあれば、ブログ引っ越しの連絡もできますし、引っ越した後のブログの更新情報も届けることができます。
だからこそ気軽に登録できるメリットもあるけど
逆に言えば、だからこそ、気軽に読者登録できるというのが、はてなのメリットでもあります。気に入ったブログの運営者に自分の個人情報を漏らさず読者登録ができますからね。
しかし、もう一つはてな読者登録には欠点があります。それは、はてなサービス利用者以外は読者登録できないということです。
はてなブログを使っていると、世界中の人がはてな利用者のように錯覚してしまうことがありますが(私だけかな?)、実際には、はてなを使っていない人の方が多いです。
独自のメール購読システムを作っておけば、はてな利用者以外の人も、メール購読してブログの更新を受け取ることができるようになります。
ビジネスとしてブログ運営をするなら
もちろん、メールマガジンを配信するということは、それにかかる法律にのっとり、メール発行者の身元をはっきりさせなくてはいけません。私も、自分の現住所をメルマガのフッターに記載しています。
趣味としてブログを書く人にとっては、そこまでやる必要はないでしょう。
しかし、ビジネスとしてブログ運営を通じて収入を確保したいというのであれば、検索エンジンのアップデートに左右されず、直接アピールができるメールリスト(顧客リスト)を所有しておくことはたいへん大きな意義を持っています。
また、先ほども書きましたが、将来的にはワードプレスに引っ越ししたいという人にとっても、大きなメリットがあります。今から独自の方法で読者メールリストを獲得しておけば、そのまま引っ越しの時に読者リストを持っていくことができますからね。
そんなわけで、はてな読者登録で充分なんじゃないの?という意見に対して、反論的記事を書いてみました。
参考までに。